AR勉強会 in 天草

2/11に福岡からISITの吉永 崇さん、熊本からフリーランスでiPhoneアプリなどの開発をされている早井 慎二さんのお二人をお迎えし、AR勉強会を天草で開催しました。
今回はA-FrameというWebブラウザ上でVRなどの3D表現を簡単に実現するためのライブラリを使って、VRコンテンツとそして外部ライブラリを使用することで作ることができるARコンテンツを作りました。
そして、コンテンツ作成のハンズオンの後には、吉永さんにお願いして色々なVR・ARデバイスの体験会も開催しました。

◎A-Frame
A-Frame

勉強会の内容については、今回のブログには書きません(笑)
ぜひ、AR勉強会に参加して自分で作ってみてください!とても分かりやすく教えていただけるので、思い切って参加すると自分の世界が変わると思います!
このブログでは、開催するにあたって考えたことなどを書くことに(^^;

今回、地元の工業高校に声をかけ、高校生4人(体験会には3人)+工業の先生に参加していただきました。
勉強会の開催が決まった時に、これはなんとか実現したいと思ったことでした。
高校生(若い人)に参加してもらう目的は1つ。

コンテンツを”作る”楽しさを知るきっかけになって欲しい

ここ数年、都会では子供向けプログラミング教室などがどんどん出てきて、すでにプログラムを通じてモノを作ることは当たり前の世界になっている。
プログラムを使ったモノ作りの利点は、手軽にチャレンジできることね。田舎だと、野菜を作るとか釣りの道具を作るとか都会ではできないモノ作りができるけど”手軽に”とはいかない(移動とか時間的な制約があるから)。
プログラミングを通して、どんどんチャレンジして、どんどん失敗してアイデアを形にするスキル(プログラムの技術より論理的思考)を伸ばした方が、これから先に食べていけると思う。

プログラミングの技術にフォーカスしても、そのことは言えるんじゃないかと思う。
ここ1~2年、いろんな機器がITな技術に繋がるようになっていて、それをコントロールするプログラミング(技術)のハードルが下がってきていると思う。この流れは、人口流出や高齢化の進む天草のような地域にとっては希望だと思っている。色々な機器の手を借りて人手不足に対応していければと。
天草の直面しているそのような問題(人口流出や高齢化)は、プログラミングで何かを作る”種”になる。「問題を解決する”何か”できないかな?」っていう。
そう考えると天草は、プログラミングの能力を育てたり活かしたりするには最適な地域なのではないかとさえ思えてくる。
若い人は、都会にどんどん出て行けば良いし、自分の経験からそうすることを絶対に勧める(笑)
でも、プログラミングの力を試したい、活かしたいと考えるようになった時に、天草に戻ることが選択肢の一つになれば嬉しいな〜とか思う。

なんか、熱いことを書いてしまったけど、そんなことを思ってしまうくらい、高校生たちの技術に対する貪欲な想いとか驚きの表情にやられてしまった勉強会でした!

ハンズオンの様子
体験会の様子
体験会での高校生
HoloLensも体験
お子様づれの方も参加

最後に、今回このような機会を作ってくれた講師の吉永さん、早井さんはもちろんだけど、工業高校に話を持っていくきっかけ作りをしてくれた市役所に勤務している高校の同級生、そして私の考えを聞き生徒に参加を呼びかけてくれた工業高校の先生、本来は休みだったけど勉強会のスペースを提供してくれたピーシーステーションの大曲さん、この方々がいなかったら開催できなかったです。本当に感謝しかない。そして、こういう人たちがいる限り、天草は大丈夫!って思えました。

◎会場を貸していただいたピーシーステーション。Wi-Fi環境も完備していて10人以上の勉強会でも大丈夫という天草唯一の場所。
天草 ピーシーステーション