益城町と南阿蘇に行ってきた話。

熊本地震から10ヶ月。
先週の土曜日(2/18)、熊本地震で被害の大きかった益城町と南阿蘇の方へ行ってきた。
これは、自分が参加している復興支援のプロジェクト「bearbook」の一環。(ちなみにこのプロジェクトのリーダーを務めてます。まあ、まだリーダー感を全く発揮できていないのだけど。。)

てか、そもそも「bearbook」プロジェクトとは

熊本で頑張っている衣食住に関係する小売店・生産者・作家の姿を知ってもらえるようなWEBサイトを作りたい

を目標にしているプロジェクト。
ただ、プロジェクトの立ち上げメンバー自体が被災者であったことから、プロジェクトを進めるどころじゃなかったため(自分がリーダーを務めることになったのも、そんな経緯があったから)、ようやく参加メンバーも決定してようやく走り出したところ(^^;

このプロジェクトではイノベーション東北ってサービスを使って、メンバー募集したんだけど熊本県外の人が結構参加してくれている。
そういうこともあって、地震の被害を実際に目にすることはサイト作成のヒントになると思い企画した。

今回は熊本駅を出発し益城の街中を通り南阿蘇へ。
この旅で良かったのは、地震直後の状況を知っている人が同行してくれたこと。
bearbookプロジェクトを立ち上げた人なんだけど、色々な人とのつながりを持っている人で地震直後から色々と動き回っている。
そんな彼が、倒壊した家屋が所々に残りつつも更地が多い街を見て撤去作業が進んでいることを教えてくれた。
そして、阿蘇の道は通行止や崩落した道の横に仮の道ができていたりして一目で地震の影響の大きさを実感させられた。

ただ、地震の影響を感じるだけではなかった。
昼食をとるために「益城復興市場・屋台村」に寄ったのだけど、お客さんが多く賑わっていた。
そこで、本当に久しぶりに太平燕食べて熊本を感じたw
あと、阿蘇の雄大な景色を見ながらのドライブは気持ち良かったし、道の駅に寄ったのだけどそこにある色々な種類のお土産を見て阿蘇の豊かさを感じた(道の駅、お客さん多かった)。
そんなこんなで帰りは、「良いドライブになったね〜」とか「阿蘇って良いところだよね〜」とか言ってたし。

もちろん、地震の被害が未だに色濃く残っているところもあるけど、十分に観光を楽しめるところもあるということに気付けて良かった。

最後にbearbook作成に活かせそうな旅での気づきをメモっておく。

  • 阿蘇の方のお店関して。道が通行止めや迂回路が作られているところが多くカーナビを頼りに行くことが難しいかもしれない。掲載の方法や時期(工事が落ち着いてなど)をよく検討する必要があるかも。
  • 現状の道に詳しい人の話なんかがあると安心して行くことができるかも(特に阿蘇の方)。
  • 熊本市内は観光客も戻ってきている感じがある(次の日、熊本城マラソンだったのもあるけど)のと、バスや市電などが機能しているので、とりあえず熊本に人を呼ぶという点からいくと市内のお店を紹介する方がユーザーのハードルが下がる(行ってみようと思ってもらえる)と思う。
  • bearbookのメンバーとは、Googleハングアウトで話することが多かったけど、やっぱり実際に会って話ができるの最高!今回、東京から参加してくれた妹尾さん、宮崎から参加してくれた松井夫妻には本当に感謝!
あと、運転してたのであんまり写真撮れなかったんだけど、撮った写真たち。

益城復興市場・屋台村

益城復興市場・屋台村


益城復興市場・屋台村の中

益城復興市場・屋台村の中。お客さん、結構多かった。写真にはないけど、壁には復興へのメッセージがたくさん書かれてた。

阿蘇大橋周辺

阿蘇大橋周辺。地震前、この道の先には橋がかかっていた。

阿蘇大橋周辺

阿蘇大橋周辺。ギリギリで残ったコンビニ。電柱は倒れたまま。この辺、住民がいなかった。。これからどうなっていくのだろうと思った。

阿蘇の道の駅の裏では阿蘇山が一望できた。阿蘇山を見る、この旅を案内してくれた錦戸主税氏。漢の背中。


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