Future Syncというイベントに参加した話
世界初のボーカロイドオペラ「THE END」に対して、制作者の渋谷慶一郎氏はこう言っていた。
間にはさまっているテクノロジーとかネットワークによって分節化されたものが大きな力を持ってしまう。
(中略)それを使うと悲劇をアップデート(更新)できるのではないか
これは昨年放送されたSWITCHインタビューって番組で話していたことなんだけど。
日々進化しているテクノロジーは、私達の生活の中に入り込んで、その進化によってこれまでの事象や行為などをアップデートしているって話。まあ、意識しないレベルで当たり前と言えばそうなんだけど。
Future Syncってイベントを考えた時、頭の中でこの話と結びついた。
Future Syncは、アップデートするためのキッカケを与えてくれたイベントだった。
多種多様な分野の話しやそこで出会う人々。自分の何かしらをアップデートするキッカケになったと思う。
アップデート(更新する)って言葉は、けっこうしっくりくる。ちょっと前だと「イノベーションを起こす」って言っちゃうだんろうけど、どーもイノベーションって言葉が胡散臭くて苦手だっただけに。
今回、聞いた話は以下↓
- 平井康之氏のインクルーシブデザインの話
- 定村俊満氏の幸せのデザインの話
- 吉川伸彦氏のUXの話
- チームHAKUTOの宇宙に挑戦する話
- 清水淳子氏のグラフィックレコーディングの話
今って時代は本当に多くの情報があって、それらは分節化されているものが多し、受け取る側が都合良くそうしている場合も多いと思う。だからこそ、伝える側(作る側)は、色々な知識や技術を取り入れて、うまく使っていかなければならない。
今回のイベントで聞く事ができた話から、自分の仕事である「海老の養殖・販売」をどうアップデートするか?っていう方向性がぼんやりと見えた感じがした。使える知識、技術はホントにたくさんあるし、それらを使う場面というか隙間みたいなもんがあると思うから、上手いこと取り入れて使っていきたいなと。
仕事の課題が何となく見えたことと、仕事が面白くなりそうだって思いが湧いてきたのが最大の収穫だったなと。
今回でFuture Syncは最後らしいです。このイベント、ホントに素敵だったなと。企画の主旨だけじゃなくて、イベント運営している人達も素敵な人が多かった。ガッツリ運営に参加させてもらったのは1度だけだったけど、そんな素敵なイベントに関われて良かったなぁ〜と。
そんな素敵なイベントに対して1つだけ残念だったと思ったことを。
それは、もっと幅広い業種の人達が参加すればより面白かっただろうなってこと。
IT系の人達がやるイベントだけど、IT以外の話題も取り上げた点が、他のイベントと決定的に違っていたと思う。IT系の人達が違う分野に目を向けるきっかけになると同時に、他の分野の人達がITに目を向けるきっかけにもなりえたわけなんで。まあ、この辺は他の分野側の方が歩み寄る必要があると思うんだけど。
まあ、そんな感じで、Future Syncに関わった人達にありがとうと言いたい。今回だけじゃなくて、これまでの全5回に関わった人達すべてに。